このブログは以前はAWSのAMIMOTOで運営していましたが、ランニングコストがやや高くて困っていたので、さくらのVPSに乗り換えました。
さくらのVPSでWordPressをインストールしたあとダッシュボードにアクセスしたら「セキュリティ情報」が真っ赤だったので直し方を紹介します。
ちなみに、、、さくらVPSでKUSANAGIを使ってWordPressをインストールするやり方は公式ドキュメントを読んでください。
理屈は良いから修正したい人向け
とりあえず解説はすっ飛ばして直したい人はKUSANAGIのDocumentRoot
に移動してから以下のコマンドを実行してください。
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cd /home/kusanagi/<hogehoge>/DocumentRoot # <--- hogehogeは適宜書き換えて chmod 440 wp-config.php chmod 755 wp-content chown kusanagi wp-config.php mv wp-config.php ../ |
再びダッシュボードを表示するとすべてグリーンになります。
真面目にセキュリティ状況の直し方を解説
さっきのコマンドで何をしたのか知りたい人向けにちょっとだけ解説します。
wp-config.phpの設定
ここで出てくる警告は3つですね。
- 公開ディレクトリにwp-config.phpが存在しています。DocumentRootの上に移動させて安全性を向上してください。
- wp-config.php ファイルの権限は644です、推奨ファイル権限は 440 です。
- wp-config.php ファイルのオーナーはhttpd.www です、推奨ファイルオーナーはkusanagi.www です。
wp-config.php
に対するセキュリティの警告が3つ表示されます。1番目はDocumentRoot直下にwp-config.php
があることで予期せぬセキュリティホールが出来るのではないかという警告です。対応としては、1階層上に上げるのが正解です。
この辺をうまく解説している記事はこちらです。
wp-config.phpはドキュメントルートよりも上の階層に置いたほうがいいという話
あとはファイルの所有権と権限を変えます。
これに対応する操作は次のとおりです。
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cd /home/kusanagi/<hogehoge>/DocumentRoot # <--- hogehogeは適宜書き換えて chmod 440 wp-config.php # <-- 権限を変更します chown kusanagi wp-config.php # <-- 所有者をkusanagi.www に変更します mv wp-config.php ../ # <-- wp-config.php をDocumentRootよりも上の階層に移動します |
wp-contents フォルダの設定
wp-contesnts/
フォルダの権限は 777 です、推奨フォルダ権限は 755 です。
と表示されるので、以下のコマンドを実行してフォルダの権限を変更します。
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cd /home/kusanagi/<hogehoge>/DocumentRoot # <--- hogehogeは適宜書き換えて chmod 755 wp-content |
以上で設定は完了です。
さて、今回はさくらのVPSを使ったので本記事のコマンドをコピペすれば対応可能ですが、使うサーバーによっては若干操作が異なる場合があります。Azureで作ったときはセキュリティの設定方法が若干異なりました。
WordPressサイトを作る際のサーバー選びは過去記事を参考にしてね。
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